組織移籍めぐりトラブルか 重要指名手配の男を送検【長野】

宮田村の発砲事件で指名手配され、1日仙台市で逮捕された暴力団幹部の男の身柄が2日、検察に送られました。
別の組織への移籍をめぐって、被害者とトラブルがあったとみられています。
殺人未遂の疑いで全国に重要指名手配されていた指定暴力団「絆会」幹部・金沢成樹こと金成行容疑者(55)。2日、検察に身柄が送られました。
捜査関係者によりますと、逮捕のきっかけとなったフリーダイヤルへの匿名の情報は、数日前にかかってきたということです。

金容疑者は、2020年9月、宮田村の店舗の駐車場で暴力団関係者とみられる男性を拳銃で撃って殺害しようとした疑いが持たれています。
捜査関係者への取材で、発砲は2発で、男性の別の組織への「移籍」をめぐって、トラブルがあったとみられることが新たに分かりました。
また、潜伏していた仙台市のアパートには去年から住み、部屋は入居前から法人名義で契約されていたことも分かりました。
他の部屋には一般市民が暮らしていたため、警察は突入するにあたって居住者を事前に避難させていたということです。
警察は、金容疑者が容疑を認めているか明らかにしていません。

© 長野朝日放送株式会社