神戸の中3自殺 第三者委初会合 事実の解明や再発防止へ

去年10月、神戸市の中学3年の男子生徒がいじめ被害を訴え、自殺した問題で、市の第三者委員会が2日、初会合を開きました。

神戸市教育委員会は、神戸市北区の市立中学校でいじめの被害を訴えていた3年の男子生徒が去年10月に自殺した問題を巡り、専門家らでつくる第三者委員会を設置しました。

メンバーは、大学教授や弁護士らで、2日の初会合では、臨床心理士の羽下大信さんを委員長に選出し、今後の調査の進め方などを確認しました。

この問題をめぐっては、男子生徒は中学入学直後からいじめを受けていたとされ3年になって不登校となりました。

生徒が自殺したあと遺族は去年12月、過去に上級生から暴行を受けたとして県警に被害届を提出していました。

第三者委員会は生徒が自殺した背景や要因を調べて事実の解明や再発防止策をまとめ市の教育委員会に報告書を提出するとしています。

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