仕事とサッカーの両立支援 給食大手レオックが女子社会人チーム新設へ デュアルキャリア追求できるように

右から熊谷常務、森監督、石川智菜津執行役員

 給食サービス大手のLEOC(レオック、東京都千代田区)は、女子社会人サッカーチームを新設するに当たり、仕事とサッカーを両立し、デュアルキャリアを追求できる職種15人の新卒採用に向け2月から本格稼働する。男子に比べ社会人チームの少ない女子の大学卒業後の受け皿となるとともに、スポーツによって培われた「乗り越える力」や「協調性」などによる潜在的な成長力に社会人としても期待しての採用という。

 レオックはサッカーJ2横浜FCの親会社である「ONODERA GROUP」の中核企業。1983年の創業から、全国2800件の社員食堂、病院、介護施設、保育園で給食サービスを手がけている。

 新チーム名は「ONODERA FC BLOOM(オノデラ エフシー ブルーム)」で花開くを意味するブルームに可能性を開花させるイメージを重ねている。初代監督には、日テレ・ベレーザ監督としてタイトルを手にするなど豊富な指導経験を持つ森栄次さん(64)を迎えた。

 レオックの熊谷淳常務執行役員は、スポーツを通じて培われたスキルが会社の求める資質と重なる部分が多いとして「現役中から、将来のキャリアを見据えて2つの人生を歩むデュアルキャリアを追求できるようにすることで優秀な人材を確保できる」と強調する。

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