アスレチックスが先発投手補強 ウッドとストリップリングを獲得

オフシーズン当初、アスレチックスは経験不足の若手が多い投手陣を補完するために、一定の経験値を持つベテラン投手の獲得を狙っていた。なかなか目立った補強が行われない時期が続いていたが、日本時間2月3日、2人のベテラン先発投手を獲得したことを発表。FAでは33歳の左腕アレックス・ウッドと1年契約を結び、ジャイアンツとのトレードでは右腕ロス・ストリップリングを獲得した。JP・シアーズ、ポール・ブラックバーンとともに先発4本柱を形成することが期待されている。

すでに契約合意が報じられていたウッドは、ようやく1年契約が正式発表された。米メディア「ジ・アスレチック」のメリッサ・ロッカード記者によると、契約条件は1年850万ドルで、成績に応じて100万ドルの出来高が発生するという。ウッドはドジャース時代の2017年に16勝3敗、防御率2.72の好成績を残してオールスター・ゲームに選出され、ドジャースに復帰した2020年はワールドシリーズ制覇を経験。昨季はジャイアンツで29試合(うち12先発)に登板して97回2/3を投げ、5勝5敗、1ホールド、防御率4.33、74奪三振を記録した。

ストリップリングはマイナー外野手のジョナ・コックスとのトレードでジャイアンツから加入。今季が2年契約の2年目で、年俸は1250万ドルだが、米メディア「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バガーリー記者によると、ジャイアンツが325万ドルを負担するため、アスレチックスの負担額は925万ドルとなる。2022年にブルージェイズで自身初の2ケタ勝利をマークしたが、ジャイアンツへ移籍した昨季は22試合(うち11先発)に登板して89イニングを投げ、0勝5敗、防御率5.36、70奪三振と自己最悪の成績に終わった。ドジャース時代の2018年にはオールスター・ゲームに選出されている。

アスレチックスからジャイアンツへ移籍することになったコックスは22歳の外野手。昨年のドラフト6巡目指名でアスレチックスに入団し、プロ1年目はマイナーのルーキー級とA級で合計35試合に出場して打率.287、2本塁打、15打点、20盗塁、OPS.769を記録した。

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