人気の撮影スポットから10代が転落死。「より良い景色を撮ろうとしたとみられる」(アメリカ)

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アメリカ・ユタ州で、写真家たちに人気の渓谷を見渡せる撮影スポットから10代が転落して亡くなる事故が起きた。より良い景色を写真に撮ろうとして誤って落ちたとみられている。

地元テレビ局KUTVKTVXなどが報じている。

KUTVによると、転落死したのはミズーリ州からユタ州に引っ越してきたばかりのジョナサン・フィールディングさん。19歳のフィールディングさんは1月27日、友だちと「ムーンスケープ・オーバールック」という渓谷を見渡せる撮影スポットを訪れていた。絶景を楽しみながらハイキングしていた午後5時ごろ、事故は起きた。

ウェイン郡保安官事務所は、フィールディングさんが友人2人と写真を撮ろうとしていたとし、事故死と結論づけている。渓谷を見渡せるより良い場所で撮影しようとして誤って落ちたとみている。

フィールディングさんのきょうだいがKTVXの取材に応じている。フィールディングさんは写真が趣味だったという。事故の詳細について「平らな岩場に足を踏み出したところ、それが崩れてしまい、90メートル以上落下して命を落とした」と説明している。

フィールディングさんのきょうだいは事故のニュースを聞き、自分の目で現場を見たいと車で向かったという。「岩の崖は一見しっかりしているのに、下から見てみると驚くほど薄くて弱い」と語っている。

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