藤浪獲得のメッツがディークマンとも契約合意 1年400万ドル前後

藤浪晋太郎との契約合意が報じられているメッツだが、すでに契約合意間近であることが報じられていたジェイク・ディークマンとも契約合意に至ったようだ。MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、メッツはディークマンと「1年400万ドル前後+2025年のベスティング・オプション」の契約を結ぶことで合意に至ったという。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、ディークマンが今季58試合に登板すれば来季の年俸400万ドルが保証されることを報じている。

現在37歳のディークマンは昨季ホワイトソックスとレイズで合計63試合に登板して56回2/3を投げ、0勝2敗、8ホールド、防御率3.34、64奪三振を記録。ホワイトソックスでは13試合で防御率7.94に終わり、5月上旬に解雇されたものの、投手の育成や再生に定評のあるレイズで復活を遂げ、50試合で防御率2.18の好成績を残した。メジャー通算奪三振率11.42という数字が示すように、三振奪取能力の高さに定評のある左腕だが、通算与四球率5.27と制球面には大きな不安を抱えている。

今オフのメッツはブルペンの補強を積極的に行っており、契約合意が報じられている藤浪とディークマンのほかにも、すでにホルヘ・ロペス、マイケル・トンキン、オースティン・アダムスらを獲得し、アダム・オッタビーノとも再契約を結んでいる。故障で昨季を全休した守護神エドウィン・ディアスも戻ってくるため、昨季のブルペンを支えたブルックス・レイリーやドリュー・スミスも含め、ブルペンの層は格段に厚くなった印象を受ける。

ディアス、オッタビーノ、レイリー、スミス、ディークマン、藤浪、ロペスを開幕ロースターに入れる場合、ブルペンの空きは残り1枠。スプリング・トレーニングでは、この最後の1枠をめぐって、フィル・ビックフォード、グラント・ハートウィッグ、リード・ギャレット、ヨハン・ラミレス、トンキン、アダムスらが熾烈な競争を繰り広げることになりそうだ。

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