自民党所属国会議員全員対象にアンケート実施へ

 岸田文雄総理(自民党総裁)は2日夜、自民党派閥による裏金問題を巡り野党4党から裏金の有無を自民党所属の全国会議員を対象にアンケートするよう求められているのを受けて、記者団の問いに「全議員に対してアンケート調査をするため、アンケートの内容を調整中だ」と答えた。

 岸田総理(総裁)は「今、政治資金の収支について議員によって順次修正が行われているが、自民党としても実態把握をするべく、党の役員が中心になって、外部の有識者にも参加してもらい聞き取りをするよう指示していたところ、聞き取りがスタートしたとの報告を受けている」と聞き取りを始めたと明らかにした。

 そのうえで岸田総理は「進捗状況を踏まえて党としても説明責任を果たしていきたいと考えている」と述べた。

 またアンケートについても「できるだけ早く行いたいを思う。準備を今進めている」と強調した。アンケートの中身については「調整中」とのみ答え、どのような項目を入れる予定かについては回答を避けた。野党は5日の予算審議入りまでにアンケートを実施し、その結果を示すよう申し入れている。(編集担当:森高龍二)

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