ツインズがサンタナと契約合意 通算301本塁打のスイッチヒッター

ホルヘ・ポランコをマリナーズへ放出したあと、ツインズのデレック・フォルビー編成本部長は新たに生まれた資金の余裕を戦力補強のために費やす方針を明らかにしていたが、有言実行で戦力補強に動いた。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ツインズはブリュワーズからFAとなっていたカルロス・サンタナと1年525万ドル+出来高の契約を結ぶことで合意に至ったという。サンタナはアレックス・キリロフとともに一塁手兼指名打者として起用されることになりそうだ。

現在37歳のサンタナはメジャー14年間で通算1665安打、301本塁打、1011打点の実績を誇る強打のスイッチヒッター。選球眼も優秀で、通算打率.242に対して出塁率.356をマークしている。昨季はパイレーツの一員として開幕を迎え、シーズン途中にブリュワーズへ移籍。2チーム合計で146試合に出場し、打率.240、23本塁打、86打点、6盗塁、OPS.747を記録した。自己最多タイの34本塁打を放った2019年にはオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞も受賞している。

ツインズはポランコを放出したことで二塁が空き、若手のエデュアルド・ジュリエンを正二塁手として起用できるようになった。また、昨季は負担軽減のために指名打者に専念していたバイロン・バクストンが今季は正中堅手に戻る予定。ジュリエンが二塁、バクストンが中堅に入ることで指名打者の座が完全に空席となり、サンタナが入る余地が生まれたというわけだ。サンタナは指名打者に固定されるわけではなく、一塁のレギュラーに予定されているキリロフとともに一塁手兼指名打者としての起用が予想される。

ツインズは年俸1050万ドルのポランコを放出し、年俸125万ドルのジャスティン・トーパと年俸1200万ドルのアンソニー・ディスクラファーニを獲得。ディスクラファーニの1200万ドルのうち、ツインズが負担するのは400万ドルのため、このトレードで525万ドルのペイロール削減に成功したことになる。その525万ドルをそのままサンタナ獲得資金に充てた形だ。

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