ラームはウッド系「Aiスモーク」で統一 ボールは「クロムツアーX+」

キャロウェイを愛用する(撮影/服部謙二郎)

◇LIVゴルフリーグ◇マヤコバ 初日(2日)◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇7116yd(パー71)

LIVゴルフリーグへ電撃移籍を果たしたジョン・ラーム(スペイン)は、メキシコで迎えた開幕戦の初日を5アンダー4位でスタート。そのバッグには、いくつかのキャロウェイ新製品が入っていた。

ドライバーはAiスモークのトリプルダイヤをチョイス(撮影/服部謙二郎)

1、3、5番ウッドをすべてキャロウェイの新しい「パラダイムAiスモーク」へ。1Wがツアー選手に好まれる「◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」、3Wと5Wが小ぶりヘッドの「◆◆◆T」(3WのHLも継続)という流れは前作と揃えた。

新しいドライバーについて「飛距離はそんなに変わらない。でも安定感はだいぶ増した」と、投入決断までは早かったという。AIフェースはアマチュアだけでなく、トッププロレベルにも恩恵があるということか。

3番ウッドはHLで球を上げやすく(撮影/服部謙二郎)

前作では使用選手が多かった「トリプルダイヤ S」(やや小ぶり)や「トリプルダイヤ MAX」(詳細不明。やや寛容性が高い?)などの別モデルもツアーにはあるというが、今回はノーマルの「トリプルダイヤ」を選ぶプロが多い。ラームが好むフェアウェイウッドのモデル「T」はツアーを意味し、操作性の高さ、抜けの良さは折り紙付き。ホーゼルは接着型だ。

長らく使い続けるTCB(撮影/服部謙二郎)

ラームは、11月の欧州ツアー「DPワールドツアー選手権 ドバイ」以来の出場となるが、「APEX UT アイアン」、「APEX TCB アイアン」、「JAWS RAW ウェッジ」は変更なし。それぞれの装着シャフトも替わっていない。昨年8月に投入して話題となった、オデッセイの「Ai-ONE ROSSIE S パター」もバッグに収まっていた。

UT(撮影/服部謙二郎)

替えのはボールで、「クロムソフトX」から新しい「クロムツアーX+」へ。同じ硬めのボールへの移行だが、プリントの末尾についた「+」がポイント。いわゆるプロトタイプで、同じXでも若干の味付け違いのボールとなっている。

新しいクロムツアーの中でも硬めのXをチョイス(撮影/服部謙二郎)

なお、練習日撮影のためバッグの中には15本入っていたが、「コースによって5番ウッドか21度(APEX UT アイアン)かどちらかをチョイスする」とラーム。マヤコバの初日、バッグの中には後者が入っていた。

ウッド系はすべて新しいモデルへ(撮影/服部謙二郎)

<ジョン・ラームのセッティング>※練習日のために15本
ドライバー:キャロウェイ パラダイムAiスモーク◆◆◆(トリプルダイヤモンド)(10.5度)
シャフト:アルディラ ツアーグリーンATX75(硬さTX)

フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイムAiスモーク◆◆◆T フェアウェイウッド(3HL 16度、18度)
シャフト:Tour AD DI-8 (硬さX)

ユーティリティ:キャロウェイ APEX UTアイアン(21度)
シャフト:KBS TOUR Hybridプロトタイプ 105(硬さX)

アイアン:キャロウェイ APEX TCBアイアン(4番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクX 6.5

ウェッジ:キャロウェイ JAWS RAW(52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S400

パター:オデッセイ Ai-ONE ROSSIE S

ボール:キャロウェイ クロムツアーX+

5番ウッドもTモデルを継続(撮影/服部謙二郎)
ジョーズローの打感が好き(撮影/服部謙二郎)
Aiフェースのパターをいち早く投入して話題を作った(撮影/服部謙二郎)
クロムツアーX+へスイッチ(撮影/服部謙二郎)

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