【ミニレビュー】Analog Relax 除電ブラシ「AR-ASRB1」

「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」では今話題のアクセサリーを毎週1つピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介。今回は、カートリッジやアナログアクセサリーなどを手掛ける日本ブランド、Analog Relax(アナログリラックス)から、オーディオの大敵・静電気を除去する「除電ブラシ」を取り上げよう。

Analog Relax 除電ブラシ「AR-ASRB1」6,380円(税込)

アナログリラックスの除電ブラシ「AR-ASRB1」は、素早く静電気とホコリを除去できる高性能な除電ブラシとして既に有名だが、CDに使用したことはあるだろうか?

ボックスCDだと各CDが紙ジャケットに収められていることが多いが、紙ジャケットからCDを取り出す際の摩擦により発生する静電気は、アナログ盤を内袋から取り出した際のように目立つレベルでホコリをまとわりつかせることこそ少ないものの、CDの再生音質を実はかなり悪化させている。

CDの盤面から動かさずに数秒キープ

紙ジャケットから取り出したCDに何もせずに再生したあと、トレイから出したCDの表裏各2、3箇所で除電ブラシを垂直に立て、毛の先端だけが盤面に軽く触れる状態を5秒キープする。外見はブラシだが「動かさないこと」がポイントだ。動かすと摩擦で静電気が逆に発生するからだ。作業後再生すると音場の見通しが良くなり音色と質感に潤いが出ることに驚くだろう。

ディスクトレイそのものの除電にも活用できる

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