ロイヤルズがボビー・ウィットJr.との契約延長を目指す 米記者報道

米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、ロイヤルズは23歳の若きスター遊撃手、ボビー・ウィットJr.との契約延長に向けて交渉を行っているようだ。現時点では交渉が大きく進展しているわけではなく、確実に長期契約が実現するという保証もないが、ロイヤルズが長期的なチームの核としてウィットJr.をキープしたいと考えていることだけは間違いない。長期契約が実現した場合、サルバドール・ペレスの4年8200万ドルを上回って球団史上最大の契約となるはずだ。

2019年ドラフト全体2位指名でロイヤルズに入団したウィットJr.は、2021年にマイナーAA級とAAA級で合計123試合に出場して打率.290、33本塁打、97打点、29盗塁、OPS.936の好成績をマーク。2022年シーズン開幕前にはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体1位に選ばれた。

2022年は三塁のレギュラーとして開幕ロースターに抜擢され、シーズン途中から本職の遊撃へ。150試合に出場して打率.254、20本塁打、80打点、30盗塁、OPS.722を記録し、新人王投票で4位にランクインした。メジャー2年目の昨季は不動の正遊撃手となり、158試合に出場して打率.276、30本塁打、96打点、49盗塁、OPS.814をマーク。30本塁打&50盗塁の達成まであと一歩に迫り、MVP投票では7位となった。

今オフのロイヤルズは積極的な補強を展開しており、ハンター・レンフロー、アダム・フレイジャー、ギャレット・ハンプソン、マイケル・ワカ、セス・ルーゴ、ウィル・スミス、クリス・ストラットンを獲得するなど、FA市場に総額1億ドル以上を投入している。ウィットJr.に長期契約を与えることで、ポストシーズン進出を目指すチームにおいて、名実ともに「看板選手」にしたいという思惑があるのだろう。

なお、ロイヤルズはこれまで総額1億ドル以上の長期契約を結んだことがなく、FA契約はアレックス・ゴードンの4年7200万ドル、契約延長はペレスの4年8200万ドルが球団史上最高額となっている。

The post ロイヤルズがボビー・ウィットJr.との契約延長を目指す 米記者報道 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.