ベテラン・ロンゴリア 現役続行は「まだ決めていない」と米報道

「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、ダイヤモンドバックスからFAとなっているエバン・ロンゴリアは自身の去就について、まだ様々な選択肢を検討しているところであり、現役続行を決めたわけではないようだ。昨年10月の時点では「まだ決めていないものの、現役続行に傾いている」と報じられていたロンゴリアだが、まだ決めかねている模様。通算342本塁打を放った2008年の新人王は、このままユニフォームを脱ぐ可能性もありそうだ。

現在38歳のロンゴリアは2006年ドラフト全体3位指名でデビルレイズ(現レイズ)に入団。2008年にメジャーデビューすると、打率.272、27本塁打、85打点、7盗塁、OPS.874の活躍を見せて新人王を受賞し、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。2017年までレイズの看板選手として活躍を続け、オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞3度の実績を残している。

2017年オフに4選手とのトレードでジャイアンツへ移籍し、5年間プレー。昨季はダイヤモンドバックスと1年契約を結び、74試合で打率.223、11本塁打、28打点、OPS.717にとどまったものの、若手が多いチームのなかでベテランの存在感を発揮し、自身2度目となるリーグ優勝を経験した。メジャー16年間で通算1986試合に出場し、1930安打、打率.264、342本塁打、1159打点、OPS.804を記録。2000試合、2000安打、350本塁打などのマイルストーンが目前に迫っている。

昨オフにFAとなった際は、古巣であるレイズとジャイアンツ、もしくは自宅のあるアリゾナを本拠地とするダイヤモンドバックスと契約することを希望していたロンゴリア。今オフも同様の希望を持っているかどうかは定かではないが、現役続行を希望するのであれば、年齢や近年の成績を考えると、チームを選べる立場でないことも事実だ。現役続行か現役引退か。ベテラン三塁手の決断にはもう少し時間がかかりそうな気配が漂っている。

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