モロッコ代表がレグラギ監督続投を発表…CAN2023ベスト16敗退もカタールW杯4強の手腕を高く評価

指揮官続投のレグラギ監督[写真:Getty Images]

王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は5日、同国代表を指揮するワリド・レグラギ監督(48)の続投を発表した。

レグラギ監督は、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の本大会直前にヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の後任として就任。同大会ではアフリカ勢史上初のベスト4進出に導く卓越した手腕を発揮した。

だが、優勝候補として臨んだアフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023ではグループステージを危なげなく首位通過したが、ラウンド16で南アフリカ代表に敗れてまさかのベスト16敗退となっていた。

これによって去就が不透明との報道も出ていたが、同監督の手腕を高く評価するFRMFは「王立モロッコサッカー連盟は、ワリド・レグラギ氏が次のステージをリードし、代表サッカー全般とチームがふさわしい地位を達成するためにあらゆる支援と伴走手段を提供することへの信頼を新たにしている」と、指揮官続投を発表した。

なお、レグラギ体制継続のモロッコは、自国開催のCAN2025と2026年北中米W杯予選を今後の目標として戦うことになる。

現役時代にモロッコ代表として活躍したレグラギ監督は、2011年に現役を引退。翌年9月にモロッコ代表のアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートすると、モロッコのFUSラバトやカタールのアル・ドゥハイル、ウィダード・カサブランカの指揮官を歴任していた。

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