辺野古崎に近いK5護岸の工事に着手 新基地建設で沖縄防衛局 ネットに石材を入れて海に投下【動画あり】

 沖縄防衛局は6日午前、沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、辺野古崎に近いK5護岸の工事に着手した。複数の関係者が明らかにした。午前9時ごろ、クレーン車でつり下げたネットに石材を入れ、海中に投下する様子が確認された。

 K5護岸は、埋め立てがほぼ完了した辺野古側の区域と、軟弱地盤が広がる大浦湾側の埋め立て予定地の中間に位置する。

 反対する市民らは「工事をやめろ」と抗議。カヌーで臨時制限区域のフロート内に入り、海上保安庁に確保された。

 K5護岸の着工時期について防衛局は5日、「工事の準備状況や気象、海象状況などを踏まえる必要があり、現時点では決まってない」と本紙に回答していた。

ネットに石材を入れ、海中に投下するクレーン車=6日、沖縄県名護市

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