「命を守るために何をしたらいいか」認定こども園で防犯訓練 園児ら120人参加

兵庫県神戸市の認定こども園では、不審者の侵入に備えようと、通報の手順などを確認する防犯訓練が2月6日に行われました。

訓練は灘警察署の協力のもと、神戸市灘区の認定こども園「花音つばさこども園」に刃物を持った不審者が侵入したという想定で行われ、園児や職員計約120人が参加しました。 訓練では、不審者を確認した職員が、緊急時にボタンを押すだけで自動的に110番に通報が入る非常通報装置を用いて警察の出動を要請するととともに、教室のドアを内側から施錠して園児の安全を確保しました。 そして、最後は駆け付けた警察官によって不審者が取り押さえられました。

(灘警察署 山下晋平生活安全課長) 「有事の際に少しでも混乱しないということで、訓練を繰り返していただいてそれを検証して子ども、命を守るために何をしたらいいかと検討する材料にしていただければと思う」

(花音つばさこども園 千原奈々園長) 「必要なものが必要な時に使えないことがあるので、訓練を通してどういうときに使ったらいいのかをしっかり職員に身に付けてほしい」 訓練のあと、園の職員らは警察署員から防犯器具の使い方などを学び、有事に備えていました。

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