“恐怖の工場”がマペット製作の老舗とコラボ!『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』

ブラムハウス・プロダクションズとジム・ヘンソン・クリーチャーショップがコラボ! 『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』がいよいよ2024年2月9日(金)公開。本作の見どころをご紹介します。(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)

ブラムハウス史上最大のヒット!コワカワ人形×失踪事件が紡ぐ恐怖

深夜、廃業して廃墟のようになった無人のレストランで、クマやウサギを擬人化した身長2メートルの機械仕掛けの人形たちが動き出す──。同名人気ゲームを原作に、そんな愛らしくも不気味な世界を描き出す全米大ヒット映画が登場。

誰もが感じたことがあるに違いない、子供の頃にデパートの屋上で見た着ぐるみ動物マスコットの、可愛いようでどこか恐ろしい気配を見事に映像化。

怪しい現象に、過去の子供たちの失踪事件と、主人公が抱える子供時代の心の傷を重ね合わせ、ただ怖いだけではない、子供時代の恐怖の記憶を刺激する物語が描かれる。

監督・共同脚本は、ブラムハウス製作のTV作品を手掛けてきたエマ・タミ。「ハンガー・ゲーム」シリーズのジョシュ・ハッチャーソン、TV「フォー・オール・マンカインド」の名子役パイパー・ルビオ、余命を表示するスマホアプリの恐怖を描く『カウントダウン』のエリザベス・レイルが共演。

深夜の無人レストランでマスコットたちが動き出す!

12歳の時、弟が何者かに誘拐されるのを目撃したマイクは、今もそのトラウマを抱えていて、仕事が長続きしない。両親はすでに亡く、マイクは幼い妹を育てるため、廃業したレストランの夜間警備員の仕事に就く。

その店は1980年代に機械仕掛けのマスコット人形たちが人気を呼んだが、子供たちが謎の失踪を遂げたため閉店され、今は廃墟となっていた。勤務を始めたマイクは、ある夜、マスコットたちが動き出すのを目撃する。

登場人物

マイク (ジョシュ・ハッチャーソン)

叔母が妹アビーの親権を奪うのを阻止するため、必死で仕事を探す。

アビー (パイパー・ルビオ)

無口で周囲に打ち解けず、友達がいない。いつも絵を描いている。

このコラボに注目!

“コワカワ”マスコットは老舗製の実物!

身長約2メートルのマスコット人形はCGI製ではなく実物。製作と操作は「セサミストリート」『ダーククリスタル』(1982)『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986)などの原寸大クリーチャー創造の名手ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップが担当。

なぜならブラムハウス! ヒネリある物語

製作はブラムハウス・プロダクションズ。人種差別を予想外の角度から描く『ゲット・アウト』(2017)、被害者視点の『透明人間』(2020)、AI搭載家電の進化の先にある『M3GAN/ミーガン』(2023)など、一筋縄ではいかないホラー映画の製作会社なので、本作もヒネリあり。しかも本作は、10年前から原作ゲーム作者と一緒に開発してきた作品だ。

ジェイソン・ブラムが信頼! エマ・タミ監督

-Photo by Getty Images--

ブラムハウス・プロダクションズCEOジェイソン・ブラムがTVドキュメンタリー2作とTVホラーシリーズ「イン・トゥ・ザ・ダーク(原題)」で組み、その腕前を見込んで抜擢。すでに本作の続編の監督に決定済み。

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『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
2024年2月9日(金)公開
2023/アメリカ/1時間49分/配給:東宝東和
監督:エマ・タミ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・レイル、パイパー・ルビオ、キャット・コナー・スターリング、メアリー・スチュアート・マスターソン、マシュー・リラード

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