京都ノートルダム女子大学、奈良先端科学技術大学院大学と推薦入学で協定

京都ノートルダム女子大学は、2023年12月20日、奈良先端科学技術大学院大学と推薦入学に関する協定書を締結した。同年4月6日には、お茶の水女子大学と文理融合データサイエンス教育に関する覚書を締結しており、データサイエンス教育および情報を使って課題解決ができる人材の育成を強化している。

京都ノートルダム女子大学は、1991年にコンピューターセンターを開設するなど、長年にわたって情報教育に取り組んでおり、2020年度に「小規模女子大学における『ブレンド型授業モデル』の創出」事業が文部科学省の「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択、2021年度に『情報活用力プログラム』が「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」に関西の女子大で唯一認定された。2023年度からは4学科が連携する学士課程「社会情報課程」を設置するなど、いわゆる文系の学生に求められるデータサイエンスの力を育成している。

今回の奈良先端科学技術大学院大学との協定締結により、社会情報課程の学生はもちろん、意欲の高い他学科の学生も同協定を利用して奈良先端科学技術大学院大学に推薦入学をすることが可能となる。

奈良先端科学技術大学院大学の情報科学区分をはじめ各区分への大学院生受入人数は毎年原則2名。出願時点で京都ノートルダム女子大学の学部生で、人物・学力ともに優秀であることなど一定の条件があり、奈良先端科学技術大学院大学に2025年度以降に入学する学生が対象。

奈良先端科学技術大学院大学は、昭和女子大学・京都女子大学・大和大学・国際教養大学・国際基督教大学と同様の協定を交わしており、京都ノートルダム女子大学は6大学目の締結となる。

また、京都ノートルダム女子大学は、2023年4月にお茶の水女子大学と文理融合データサイエンス教育に関する覚書を締結。文理融合データサイエンス教育の普及に資するための事業(データサイエンス教育事業)を円滑に実施するため、2023年度から、お茶の水女子大学の教材を活用したデータサイエンス教育を行っている。

お茶の水女子大学は日本女子大学・東京女子大学・東京家政学院大学と同様の覚書を交わしており、京都ノートルダム女子大学は4大学目、関西の大学では初の締結となる。

参考:【京都ノートルダム女子大学】京都ノートルダム女子大学と奈良先端科学技術大学院大学が推薦入学に関する協定を締結 卒業後の新たな進路広がる(PDF)

関西の大学では初 京都ノートルダム女子大学とお茶の水女子大学が文理融合データサイエンス教育に関する覚書を締結(PDF)

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