ドジャースがカーショウと再契約へ サイ・ヤング賞3度の名左腕

日本時間2月7日、ドジャースがサイ・ヤング賞3度の実績を誇る名左腕クレイトン・カーショウとの再契約に合意したことが明らかになった。契約条件の詳細は不明だが、1年契約になるとみられており、米メディア「ジ・アスレチック」のアンディ・マカラー記者は2025年シーズンの選手オプションが付属していることを伝えている。スプリング・トレーニングが始まると故障者リストを使えるようになるため、カーショウは再契約の正式発表と同時に60日間の故障者リストに登録されることが予想されている。

将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視される名左腕がメジャー17年目のシーズンもドジャースの一員として迎えることになった。現在35歳のカーショウは昨季24試合に先発してチーム最多の131回2/3を投げ、13勝5敗、防御率2.46、137奪三振を記録。しかし、ダイヤモンドバックスと対戦した地区シリーズの初戦ではわずか一死しか取れず6安打6失点でマウンドを降り、シーズン終了後には左肩の手術を受けた。戦列復帰は夏頃の見込みとなっている。

今季のドジャースは山本由伸、タイラー・グラスノー、ジェームス・パクストンを獲得して先発の頭数を揃えたが、グラスノーとパクストンは故障が非常に多い選手として知られており、メジャー移籍1年目の山本、トミー・ジョン手術明けのウォーカー・ビューラー、「2年目のジンクス」に立ち向かうボビー・ミラーも含め、不確定要素の多い布陣となっている。エメット・シーアン、ギャビン・ストーン、カイル・ハートといった若手投手たちもどこまでやれるか未知数。シーズン後半にはダスティン・メイやトニー・ゴンソリンが戻ってくる可能性があるが、チームの象徴であるカーショウと再契約を結び、先発の層をさらに厚くしておくことには大きな意味があると言える。

ドジャースはロースターの40人枠がフルに埋まっているため、現時点でカーショウとの再契約を発表すると、代わりに誰かをロースターから外さなければならない。スプリング・トレーニングが始まって故障者リストが使えるようになれば、カーショウを直接60日間の故障者リストに登録できるため、そこまで正式発表を待つとみられる。長期離脱が確実なメイ、ゴンソリン、ニック・フラッソの3投手も60日間の故障者リストに登録されることになるだろう。

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