MOA美術館 名品展 国宝「紅白梅図屏風」2月27日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

MOA美術館(静岡県熱海市)では、名品展 紅白「紅白梅図屏風」を2月27日まで開催中です。本展では、MOA美術館が所蔵するコレクションの中から国宝3点を同時公開し、そのほか重要文化財をはじめとする名品の数々を展示しています。

今展で公開される国宝の一つに、17世紀に色絵陶器を大成したことで知られる野々村仁清の代表作「色絵藤花図茶壷」があります。華麗な上絵付けで知られる仁清の作品は、茶碗や水指などの茶道具で占められており、本作は仁清の茶壷の中でも最高傑作として名高く、京風文化を象徴する作品です。また、白地の上に咲く藤の花は巧みな構図で描かれており、赤や紫、金・銀などで彩られています。

このほか、江戸中期の絵師、尾形光琳の最高傑作「紅白梅図屏風」と、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」が国宝として展示されます。期間の短い展覧会となっておりますので、この機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

2月27日まで開催中。

MOA美術館

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