アーセナルのアルテタ監督がジョルジーニョを高く評価「彼こそが模範となるのにふさわしい」

写真:この試合、中盤をコントロールしたのはジョルジーニョだった

アーセナルのミケル・アルテタ監督は試合後の会見で選手たちを称賛した。そのなかでも、アルテタ監督が最も高く評価した選手はMFジョルジーニョだった。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

現地時間2月4日、アーセナルとリヴァプールによる上位対決が行われた。前半14分にFWブカヨ・サカのゴールでアーセナルが先制する。一時は守備陣の連携ミスで同点とされるも、後半67分に今度はリヴァプールの守備陣に連携ミスが発生し、FWガブリエウ・マルティネッリの得点で勝ち越す。さらに後半92分にFWレアンドロ・トロサールがGKアリソンの股を抜くゴールを決め、3-1のスコアでアーセナルが勝利した。

この試合の“マン・オブ・ザ・マッチ”に選ばれたのは、サカやマルティネッリではなくジョルジーニョだった。また、アルテタ監督が最も評価した選手も同じくジョルジーニョだった。試合後の会見で、同監督はジョルジーニョをこう評価した。

「この試合、我々がどれだけジョルジーニョを頼りにしていたか。彼はとても知的な選手だ。周囲の選手たちを結びあわせ、より良いパフォーマンスを引き出せる。彼のプレーは“マン・オブ・ザ・マッチ”に値する」

「私はいつも、ジョルジーニョこそが模範となるのにふさわしい選手だと言ってきた。彼は何カ月も問題を抱えてきた。でも彼はプレーすることをやめようとはしなかった。トレーニングのときも、いつも彼は1番最初にやってきて、1番最後に去っていく。子供たちやクラブのみんなが誰かを見習いたいと思うなら、ジョルジーニョを見習うべきだ」

「プレーしないでくれとか、先週のように1分だけプレーしてくれと言っても、喜んで行ってくれる。リズムに乗って98分間プレーするように頼んでも、彼はそれをやってのける。こういう選手がいるのは本当にラッキーだよ」

ジョルジーニョはこの試合、チームトップとなる71回のボールタッチを記録し、いずれも同じくトップとなる53本のパスを出し、45本のパスを成功させた。さらに、9回の地上戦のうち6回に勝利し、4回の空中戦のうち3回に成功している。これらの数字もDFを除けばトップである。

試合後、ジョルジーニョは勝利を振り返ってこう語った。

「本当にハードワークだったし、そうしなければ絶対に勝てなかった。リヴァプールは素晴らしいチームだ。彼らに勝つためには限界まで挑戦しなければならないとわかっていた。それが僕たちの仕事だったし、勝利に値したと思う」

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