全国初!縄文時代の味が給食に 千葉県君津市

全国初!縄文時代の味が給食に 千葉県君津市

 SDGsについて理解を深めてもらおうと、縄文時代の人々も食べていたとされる「イボキサゴ」と呼ばれる貝を使った給食が2月7日、千葉県君津市内の小中学校で提供されました。

 君津市内すべての小中学校の給食で振舞われたのは「イボキサゴ」という貝のだしで作られたキムチスープです。

 イボキサゴは体長2センチほどの小さな貝で、県内にある縄文遺跡からも多く出土していることから、縄文人もこの貝をスープのだしとして使っていたとされる説があります。

 現在では食べる習慣がなくなったものの、君津市が地域の自然環境について児童に理解を深めてもらおうと、地元の川の河口で獲れた「イボキサゴ」のだしを給食で提供しました。

 君津市によりますと「イボキサゴ」を使った給食は全国初の取り組みで、児童らは約5000年前の縄文時代の暮らしに思いを馳せながら、おいしそうにスープを味わっていました。

児童はー
「スープが魚介の味がしてとてもおいしかった」

「昔の時代にこんなにおいしいスープがあってすごいなと思った」

「魚介の味がして海の幸をもらっている感じがした。(イボキサゴは)思ったよりも小さかった柄もみんな違ってかわいかった」

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