「行きたくても行けない所あった」被災地派遣の警察官が道路の早期復旧など訴える【長野】

「行きたくても行けない場面があった」。
能登半島地震の被災地に県警から派遣されていた警察官が道路の早期復旧などを訴えました。
亀裂が入ったり、段差ができたりした道路をパトカーが走行…。
県警地域課の岩崎裕太警部補(41)は、石川県輪島市でパトロールなどに当たりました。

■県警地域課・岩崎裕太警部補(41)
「行きたくても行けないという場面が結構ありました。道路網の整備が災害(現場)で活動するに当たっては大事になってくると強く感じました」

被災地では、緊急車両でさえもタイヤのパンクが相次いだということです。
悪路のほかに活動の妨げとなったのが…

■県警警備二課・滝沢好司 警部補(35)
「断水しているということでトイレも長時間使えない状況があったので非常に隊員たちは苦労したのかなと」

県警警備二課の滝沢好司(たきざわ・こうじ)警部補(35)は、輪島市・朝市通りで行方不明者の捜索に従事。
2019年の台風19号災害による長野市での活動が教訓になったこともあったそうです。

■県警警備二課・滝沢好司警部補(35)
「釘の踏み抜きなどがどうしても気を付けなければいけないところとしてあるので、そこは十分注意して活動」

県警は石川県警からの要請を受け、15部隊・計173人を被災地に派遣し、防犯指導などにも当たっています。

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