【動画あり】男児が仮面当て来訪神に 女性は「ホーイホイ」と練り歩く 宮古島で無病息災願う祭祀「サティパロウ」

パーントゥを先頭に集落内を練り歩く子どもや女性ら=7日、宮古島市上野野原

 【宮古島】「宮古島のパーントゥ」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている沖縄県宮古島市上野野原の伝統祭祀「サティパロウ」が7日、集落内で行われた。

 仮面を顔に当てて来訪神「パーントゥ」にふんした男児を先頭に、子どもたちが太鼓やほら貝を響かせ、女性たちは草やつるを頭と腰に巻き着けて「ホーイホイ」の掛け声で練り歩き無病息災を願った。パーントゥ役の根間大翔さん(上野小6年)は、雨の中を歩き抜き「最初は恥ずかしかったけど、やっていたら、いいなと思うようになった」と話した。

 毎年旧暦12月の最後の丑(うし)の日に行われる。

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