スポーツクライミング女子の伊藤ふたば(デンソー岩手)は6日、佐賀県で10日から行われるボルダーのジャパンカップを前にオンラインで記者会見し「東京五輪に出られなくてすごく悔しい思いをした。パリに向けて頑張りたい」と力強く意気込んだ。
ボルダーとリードによる「複合」の女子は、パリ五輪代表の残り1枠を懸けて5、6月に最終予選シリーズが控えている。伊藤は昨年11月のアジア予選3位で、優勝者に与えられる五輪切符獲得はならなかった。「調子が良かったのに(パリ行きを)決められず悔しかった。いい成績を残して、岩手の皆さんに良いニュースを届けたい」と誓った。
男子のパリ五輪代表に内定している楢崎智亜は、大切なシーズンに向けて「トレーニングの成果や自分自身の感覚を確かめたい。今年の一番の目標は五輪で最高のパフォーマンスを発揮すること」と抱負を述べた。