新潟南魚沼市の宿泊業者、雇用調整助成金など約5600万円を不正受給 休業と虚偽の申請

 新潟労働局は2月7日、新潟県南魚沼市塩沢の宿泊業「シャトーテル塩沢」が国の新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)約5552万円と緊急雇用安定助成金約51万円をそれぞれ不正受給していたと公表した。

 労働局職業対策課によると、シャトーテル塩沢は2020年5月から22年12月にかけて、実際は休業していないにもかかわらず、休業したとする虚偽の申請をし、不正受給をしていた。緊急雇用安定助成金は全額返還したが、雇調金は一部未返還となっている。

 シャトーテル塩沢は取材に対し、「担当者は不在のため、回答はできない」としている。

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