さくら市新年度予算案 一般会計217億円「規模は過去最大」

 さくら市の花塚隆志市長は6日、217億円にのぼる2024年度の一般会計当初予算案を発表しました。

 さくら市の2024年度の一般会計当初予算案は、前の年度と比べて4.4%増の217億円となり、予算の規模としては過去最大となりました。

 前の年度から2年連続で200億円を超えていて、5年連続で増加しています。

 市は、重点的に取り組む事業として中心街の機能強化をあげていて、空き店舗の解消を図るために改修費と家賃の補助にかかる費用として650万円余りを盛り込みました。

 また、人口に占める15歳未満の人の割合が栃木県内で最も大きいさくら市は、学校施設の整備や子育て支援にも力を入れていくとしています。

 市立のすべての小学校と氏家中学校それぞれの体育施設にエアコンなどの空調設備を導入するための費用として、5億1千万円余りを盛りこみました。

 さらに子育て支援の新規事業として、2024年4月1日から2人目の子ども以降の保育料を所得の制限なしで無償化し、保護者の負担軽減を図ります。

 さくら市の新年度の当初予算案は6日、市議会で報告が行われ、3月15日に採決が行われます。

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