矢板市新年度予算案 一般会計144億円「子育て支援に重点」

 矢板市の齋藤淳一郎市長は6日、144億円あまりにのぼる新年度の一般会計当初予算案を発表しました。

 矢板市の新年度の一般会計当初予算案は、前の年度と比べて4.2%減った144億6千200万円となりました。これは、令和5年度と平成30年度に次いで、過去3番目の規模となります。

 前年度から減少した理由としては、大型の建設事業が完了し、普通建設事業費が減ったことによるものだということです。

 子育て支援や移住・定住の促進によって人口の増加をはかるための新規事業が多く、病気の子どもを保育する施設の運営補助に850万円をあてるほか、結婚して新生活を始める夫婦に引っ越しなどの費用を補助する事業に900万円を盛り込みました。

 また、市内で雇用を増やすため、新しい産業団地の整備に向けた費用として1千3百万円を計上しました。

 候補地としては、市の南東部にある片岡地区と矢板大田原バイパス沿線の地域の2か所が挙げられています。

 そして今年度(2023年度)は、矢板市文化会館と矢板市体育館を統合した「文化スポーツ複合施設」が完成します。その管理費には8千万円をあてています。

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