ブリュワーズがゲーリー・サンチェス獲得へ 1年700万ドルで合意

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ブリュワーズはパドレスからFAとなっていたゲーリー・サンチェスと1年700万ドル+相互オプション1年の契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ブリュワーズは昨年12月の時点で控え捕手要員としてエリック・ハースを獲得していたが、サンチェスの加入により、正捕手ウィリアム・コントレラス、控え捕手サンチェスの体制になることが予想される。コントレラスとサンチェスはともに指名打者としての出場機会も与えられることになりそうだ。

現在31歳のサンチェスは2022年シーズン終了後にツインズからFAとなり、昨年4月にジャイアンツとマイナー契約。しかし、メジャー昇格を果たせないまま5月上旬に解雇され、メッツとマイナー契約を結んだ。メッツでは5月中旬にメジャー昇格を果たしたが、3試合に出場しただけで、1週間足らずのうちに戦力外に。その後、ウエーバーでパドレスへ移籍し、72試合で打率.218、19本塁打、46打点、OPS.792と自慢の長打力を発揮した。

ヤンキース時代には守備面が不安視され、2021年には自己ワーストの守備防御点-10を記録したこともあったが、昨季は自己ベスト+7をマーク。守備面の向上が見られたことで、ブリュワーズは控え捕手を任せられると判断したのだろう。2度のシーズン30本塁打以上を含む通算173本塁打を放ち、2017年にはシルバースラッガー賞を受賞するなど、もともと打撃面には定評があり、守備面で昨季の水準を維持できるのであれば、ブリュワーズにとって大きな戦力となりそうだ。

一方、ハースはサンチェスの加入によって立場が怪しくなった。2021年に98試合で22本塁打、2022年も110試合で14本塁打を放ったハースだが、昨季は89試合で打率.201、4本塁打、26打点、OPS.528と低迷。マイナー・オプションが切れているため、シーズン開幕までにブリュワーズを去ることになるかもしれない。

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