福利厚生の活用で従業員の手取りをアップさせる「#第3の賃上げアクション」プロジェクトがスタート

2月6日(火)、東京都内にて株式会社エデンレッドジャパンとフリー株式会社が「#第3の賃上げアクション」ローンチ発表会を開催した。

エデンレッドジャパンは、福利厚生の食事補助サービス「チケットレストラン」で知られる。

フリーは自営業や小企業などのスモールビジネス向けのクラウド会計ソフト「freee」などで知られ、借り上げ社宅を導入するためのクラウドサービス「freee福利厚生」も展開している。

チケットレストランも、freee福利厚生も、福利厚生サービスを活用することで従業員の実質手取りを増やすことができるという共通点があり、そのことを知ったエデンレッドジャパンからフリーにアプローチし、今回の「#第3の賃上げアクション」がスタートしたという。

「第3の賃上げ」とは、実質手取りを増やすことができる福利厚生サービスの活用を指す造語であり、「#第3の賃上げアクション」は、あらゆる企業に第3の賃上げを広めていくためのプロジェクトである。

「#第3の賃上げアクション」を通じて、エデンレッドジャパンとフリーは福利厚生を活用した、働きやすい社会の実現を目指すとのことだった。

発表会に登壇した、エデンレッドジャパン代表取締役社長の天野総太郎氏は、プロジェクト立ち上げの経緯とチケットレストランについて説明。

チケットレストランは、全国の飲食店やコンビニ、ウーバーイーツで利用できるサービス。従業員が会社のランチの代金を食事補助として負担するもので、従業員はランチ代が半額となる。非課税枠内で従業員に還元するため、従業員の実質手取りが増えるというメリットもある。

フリーのHR事業部 社宅事業責任者の相澤茂氏も登壇。freee福利厚生で展開している、借り上げ社宅サービスについて説明した。借り上げ社宅サービスでは、会社が従業員が住む物件を社宅として借り上げて、現物支給として家賃の一部を支払う。

借り上げ社宅サービスも、社会保険料の控除額に影響することで手取り額を上げることができるというメリットがある。

エデンレッドジャパンの天野氏は「ビジネスパーソンの間で福利厚生の認知度が低い」と指摘したが、フリーの相澤氏も「福利厚生のメリットが企業の間で知られていない」と言及し、両者とも福利厚生の活用方法の認知度を上げる重要性を強調した。

発表会ではトークセッションも実施され、第3の賃上げのサービスを導入した企業を代表して、3社の担当者が登壇した。

介護事業を行なう株式会社ハートコーポレーションの常務取締役の岡嵜将志氏は、介護報酬で給料がある程度決まるため、積極的な賃上げがしにくいという業界の事情を説明し、だからこそ第3の賃上げが有効だと語った。

ICT(情報通信技術)を活用したサービスを提供する、アイシーティーリンク株式会社の取締役副社長の吉野真吾氏は、IT業界は慢性的な人材不足に悩まされているが、こういった福利厚生が面接や採用の際に効果を上げ、離職率の低下にもつながると語った。

スタートアップ企業の株式会社YOUTRUSTの経営企画部の人事労務Gリーダーの加藤マキ氏も、スタートアップは人材確保が会社の成長にそのままつながるので、第3の賃上げで採用力を強化したいと語った。

エデンレッドジャパンでは、「#第3の賃上げアクション」を展開していくため、先着100社限定で、2月6日(火)よりチケットレストランが6ヶ月無料で利用できるキャンペーンも開始した。

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