長野駅前に複合施設建設へ 再開発に期待と疑問【長野市】

長野駅善光寺口に新たな顔が建設されます。長野市は、にぎわいの創出と防災性の向上を目指した複合施設の建設計画を決めました。

北陸新幹線延伸に伴い2015年にリニューアルした長野駅からわずか数十m。

■萩原早紀子アナウンサー
「長野駅善光寺口から出てすぐの場所です。この辺りには古い劇場や飲食店が立ち並んでいますが、この辺り一帯で大規模な再開発が計画がされています」

開発が検討されてきたのは長野駅から徒歩数分の一帯、約0.6ヘクタール。
映画館や飲食店が並んでいますが…建物の老朽化に加え、空き店舗も増えています。
さらに、車が1台通るのがやっとの道路は防災面でも課題があります。
市は都市計画審議会で2029年度の開業に向け、一帯の再開発を行い、飲食店や企業、マンションなどが入る複合施設を作ることを決めました。
ただ、地上27階、高さおよそ100mを計画していた建物の高さについては景観上の問題もあるとして、今後検討していくとしています。
善光寺表参道入り口に出来る新たな顔に期待と疑問の声があがっています。

■小布施町から(30代)
「都市がどんどん開発されて栄えるのであれば長野県としてはメリットじゃないかなと思いますけど」

■長野市の女子高校生
「(今の駅前は)ほかに比べたらまだ遊べるところ。(再開発されれば)都市っぽくていいと思います」

■長野市から(50代)
「駅から一歩入って昔ながらの雰囲気があるようなところとか楽しいなっていうのはあったので、お客様とか長野に呼ぶためには再開発とか必要なのかな」

今後、施設の詳しい内容を検討していきます。

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