【兵庫ウインターC】タイガーインディが5馬身差圧勝…直線で突き放す

2月8日、姫路競馬場で行われた11R・兵庫ウインターカップ(4歳上・ダ1400m)は、廣瀬航騎乗の2番人気、タイガーインディ(牡7・兵庫・保利良平)が快勝した。5馬身差の2着に1番人気のリーチ(牡6・佐賀・真島正徳)、3着にオーバーディリバー(せん8・兵庫・柏原誠路)が入った。勝ちタイムは1:30.5(稍重)。

注目された先行争いは、抜群のスタートを切ったパールプレミアが主導権を握り、ベストマッチョが2番手につける展開。タイガーインディはその2頭より行き脚がつかず中団の外。前に壁がなくても、1コーナーでハミをかんだ以外、折り合いはうまくいっていた。「動くがちょっと早かったかな」と廣瀬騎手が振り返ったように、3コーナー手前で2番手に浮上し、直線入り口で先頭へ。鞍上が「何とか粘ってくれ」と願いながら追い出したが、逆に後続を突き放して勝利。

「姫路で初めて勝てたのも嬉しい」

兵庫ウインターカップ 口取り (C)兵庫県競馬組合

「今後も楽しみな馬ですね。姫路で初めて勝てたのもうれしいです」と、久々の重賞を制した鞍上は喜びをかみしめていた。2着のリーチは2番枠からすぐに外へ出し、前走と同じようなレースはできた。理想はもう少し前めの位置取りだったと思うが、力を出し切っている。オーバーディリバーは11月ぶりの実戦で、しかも初めての重賞挑戦で3着。今後の活躍が楽しみだ。

タイガーインディはこの後、5月2日に行われる兵庫大賞典(園田・1400m)を目標に調整される。保利師は「外枠が当たったので、勝負どころでうまく抜け出せればと思っていました。うまくいきましたね。昨年は重賞を勝てなかったのでうれしいです」とコメントした。

タイガーインディ 25戦6勝
(牡7・兵庫・保利良平)
父:シニスターミニスター
母:モンターニュドール
母父:ヘネシー
馬主:伊藤和夫
生産者:友田牧場

【全着順】
1着 タイガーインディ 廣瀬航
2着 リーチ 石川倭
3着 オーバーディリバー 下原理
4着 ベストマッチョ 吉原寛人
5着 バーニングペスカ 鴨宮祥行
6着 テイエムサウスダン 山口勲
7着 イモータルスモーク 杉浦健太
8着 タガノプレトリア 山本咲希
9着 インペリシャブル 野畑凌
10着 エイシンヌプリ 吉村智洋
11着 パールプレミア 笹田知宏
12着 フーズサイド 大山龍太

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