玖珠町の豊後森駅に巨大ペーパーフラワー 佐藤さん制作「見て楽しんで」【大分県】

佐藤香世子さん(右)が手がけたペーパーフラワーのオブジェ=玖珠町のJR豊後森駅

 【玖珠】玖珠町帆足のJR久大線豊後森駅構内に、巨大なペーパーフラワーのオブジェが設置されている。町の玄関口で、利用者や観光客の目を楽しませている。

 町内森の自営業佐藤香世子さん(42)が作った。A4とB4のコピー用紙計約150枚を使い、マリーゴールドやバラ、ダリアなど一つ一つ手作りした紙花を配置。縦1.8メートル、横0.9メートルの基板からはみ出すような立体的な作品で、昨年末に飾った。

 町観光協会は昨夏の童話の里夏祭りで、生花を水に浮かべる「花手水(はなちょうず)」を企画。佐藤さんが手がけ、来場者に好評だった。今回も同協会が「生花の少ない冬場でも花を楽しんでもらいたい」と制作を依頼した。

 「ペーパーフラワーは初挑戦だったが、とにかく目を引くものにしたいと頑張った。駅を利用する多くの人に見て、楽しんでもらいたい」と佐藤さん。

 紙製のため湿気の影響を受けやすく、展示は2月末ごろまでになりそう。同協会は「駅でインパクトのあるオブジェが出迎えてくれる。作品や展示場所を少しずつ増やしていきたい」と話している。

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