中国湖南省のライター輸出額、23年も中国上位を維持 長沙税関

中国湖南省のライター輸出額、23年も中国上位を維持 長沙税関

輸出用ライターを検査する邵陽税関の職員。(2023年5月撮影、長沙=新華社配信)

 【新華社長沙2月9日】中国湖南省の長沙税関は7日、2023年の同省のライター輸出額が27億元(1元=約21元)となり、全国上位を維持したと明らかにした。アフリカのナイジェリアが初めて最大の輸出先となった。

 同省のライター輸出先市場は23年、97カ国から110カ国に拡大した。同省の主要なライター生産地は邵陽(しょうよう)市で、全省ライター輸出額の96%となる25億9千万元を輸出した。今年に入っても輸出は好調を維持しており、邵陽税関はすでに300ロット以上の輸出を監督・管理した。

 邵陽税関はまた、輸出ライターブランドの知的財産権登録や地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に基づく原産地証明書の発給などについて取り組みを強化している。昨年は前年比28.2%増となる計1446件の原産地証明書を発給し、企業の輸出先国の関税優遇獲得を支援、2800万元の関税減免を実現した。

 邵陽税関の劉暁明(りゅう・ぎょうめい)税関長は「湖南省は長く中国・アフリカ経済貿易博覧会の開催地となり、アフリカ市場を継続的に開拓しており、昨年来ナイジェリアからの注文が急増している」と指摘。同税関は、輸出用ライターの検査・監督・管理の実地研修拠点や輸出用ライターの知識普及拠点を設置し、邵陽市企業のライター輸出を継続的にサポートしていると明らかにした。(記者/張玉潔)

© 新華社