レンジャーズがガルシアとの年俸調停を回避 2年1400万ドルで合意

日本時間2月9日、レンジャーズはアドリス・ガルシアとの年俸調停を回避し、2年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、2年間の総額は1400万ドル(今季年俸475万ドル、来季年俸925万ドル)。MVP投票、打席数、オールMLBチームの選出による出来高が設けられており、ガルシアがすべての項目をクリアした場合、2年間の総額は2025万ドルにアップするという。なお、ガルシアは3年後にFAとなるため、今回の2年契約はFA時期には影響を与えない。

レンジャーズとガルシアの年俸調停は日本時間2月9日に行われる予定だったが、直前に2年契約で合意し、年俸調停を回避した形となる。レンジャーズは2000年を最後に所属選手との年俸調停を行っておらず、現時点で最後となる年俸調停ではリー・スティーブンスの希望が退けられ、レンジャーズが勝利した。ガルシアは今オフ、初めて年俸調停権を取得。今回の2年契約は年俸調停期間の3年のうち、最初の2年間をカバーするものとなる。

現在30歳のガルシアはメジャー5年目の昨季、148試合に出場して打率.245、39本塁打、107打点、9盗塁、OPS.836をマーク。ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズで4試合連続本塁打の大活躍を見せ、シリーズMVPに選出されたが、ワールドシリーズは故障で無念の途中離脱となった。昨年のポストシーズンの成績は、15試合に出場して打率.323、8本塁打、22打点、2盗塁、OPS1.108となっている。

本塁打(39)、打点(107)、得点(108)、四球(65)、OPS(.836)などの各部門で自己最高の成績を残し、2年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出。MVP投票では14位にランクインし、自身初となるゴールドグラブ賞も受賞した。今季もマーカス・セミエン、コリー・シーガーらとともに上位打線を形成する見込みであり、さらなる活躍が期待される。1月下旬、球団のファンフェスタに出席した際には「今季が楽しみ。チームの連覇に貢献できるように頑張りたい」と意気込みを口にしていた。

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