三陸沖の海面水温 記録的な高温つづく 海洋のまとめ(2024年1月28日~2月3日)

黒潮北上、三陸沖の海面水温は記録的な高温がつづく
海洋のまとめ(2024年1月28日~2月3日)です。

■気圧配置と波
28~29日、本州の南で低気圧が発生し、南東進。
29日は、伊豆諸島近海で波高3m以上となった。
30~31日、本州付近は高気圧に覆われた。
日本周辺海域は比較的穏やかに推移した。
1~2日、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、
本州南岸に前線が停滞。
日本海側は北寄りの風が強まり、1日は波高3m以上、
北海道の西でしけとなった。
太平洋側は、1日、伊豆諸島近海から関東の東で波高3m以上となった。
2日は日本の東海上で波高3m以上。千島近海でしけとなった。
3日、北日本を中心に冬型の気圧配置が継続。
三陸沖で波高3m以上となった。

■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、
平年より高いか、やや高い海域が拡大した。
東シナ海~南西諸島付近は、平年よりやや高い海域が拡大。
太平洋側は、黒潮が離岸する潮岬沖で、
平年よりやや低い海域が続いた。
黒潮が北上する三陸沖は、
平年よりかなり高い海域が続き、最大で7℃高かった。
親潮が後退する北海道南東方沖は、平年よりかなり高い海域
が継続。オホーツク海は海氷(黒い斜線域)に覆われ、
根室海峡まで南下している。

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