ベシクタシュがレナト・サンチェス獲得交渉から撤退、負傷歴が懸念で確信持てず

PSGが保有するレナト・サンチェス(26)[写真:Getty Images]

ベシクタシュが元ポルトガル代表MFレナト・サンチェス(26)獲得交渉から撤退した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

パリ・サンジェルマン(PSG)からローマへレンタル移籍中のレナト・サンチェス。18歳で出場したユーロ2016にて一躍脚光を浴び、大会後にベンフィカから名門バイエルンへの移籍を勝ち取ったセントラルハーフだ。

しかし、ポルトガル代表の欧州制覇に大きく貢献して早8年、バイエルンでは戦力になれず、リールでの復活を経て昨季加入したPSGでもインパクトは皆無。1年で構想外となり、イタリアの首都へとやってきたが、すでにケガか病気による離脱が5回…セリエA5試合の出場にとどまる。

ケガの多い体質がキャリア不遇につながっている印象はどうしても拭えず、なんとも切ないところ。戦力に常時カウントできない以上、ローマからも必要とされておらず、レンタル打ち切りおよびベシクタシュ行きが報じられていた。

トルコは9日まで今冬の移籍市場が開いているわけだが、どうやらベシクタシュも8日、保有元PSGとの交渉から撤退。イタリア『カルチョメルカート』によると、理由はやはり負傷歴を懸念してのもの…「起用できるならウチの戦力になる」ものの、最後は確信が持てなかったとされる。

ローマは1100万ユーロ(約17億7000万円)の買い取りオプションを保有し、公式戦55%の出場でこれが買い取り義務に移行する契約を結んでいるものの、現状、レナト・サンチェスは今季終了後のPSG復帰が確実だ。

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