北山宏光が「君が獣になる前に」で主演! 新たなスタートで「今の自分にできることを、全力で向き合いながら」

北山宏光が、テレ東系で4月5日にスタートするドラマ24「君が獣になる前に」(金曜深夜0:12)で主演を務めることが分かった。

「君が獣になる前に」は、「ヤングマガジン」(講談社)で掲載された、さの隆氏による同名コミックスが原作。人間の暗部をとことんえぐり、その内に秘めた“獣性”を問う戦慄(せんりつ)のノワール・サスペンス作品。

「ミリオンジョー」「ただ離婚してないだけ」以来、約3年ぶりのテレ東のドラマ主演を務める北山は、2023年に新たなスタートを切り、11月にはソロデビューを果たし、このたび意欲作に挑むことになった。制作陣も監督・脚本の安里麻里氏をはじめ「ただ離婚してないだけ」チームが再集結する。

年末の都内ターミナル駅でテロが発生。この一件は、その死傷者の数が666人と“獣の数字”を数えたことから「The Beast」と呼ばれた。実行犯はその場で死亡。実行犯は25歳の若手人気女優・希堂琴音だった。琴音は葬儀社で働く神崎一(北山)の8歳年下で、たった1人の幼なじみだった。神崎は琴音のことを調べていく中で、何者かに殺害され、過去にタイムリープする。タイムリープ先では自分の気持ちを琴音に打ち明け、恋人同士となり同居をスタート。琴音が事件を起こすのを止めるため、神崎は奔走する。

北山は「『ただ離婚してないだけ』のチームに、再びお話をいただけたことがとてもうれしかったです」と明かし、「原作、台本を読んで、このチームだからこそ作れる世界観だと確信を持てました。そして個人としても新たなスタートを切り、役者としても新たなスタートなので、今の自分にできることを、全力で向き合いながら作っていきたいと思います」と、自身の新たな門出に身を引き締める。

そして、「一度見てしまったら抜け出せない、かなりインパクトのある作品になると思います。ぜひとも最終話まで楽しんでください。よろしくお願いします」とメッセージを寄せている。

また、ドラマ化にあたり、さの氏からもコメントが到着。「原作が『毒ガス』『テロ』といったセンシティブかつ攻めた内容だったので、ドラマ化と聞いた時にはうれしさ以上に驚きがありました。作品の実写化を引き受けていただいたキャストの皆さま、制作陣の皆さまには感謝の念が尽きません! 神崎と琴音の物語を実写の魅力とともに味わえると思うと、原作者として、また一視聴者として今からとても楽しみにしております。皆さまにも迫力満点の実写クライムサスペンスを楽しんでいただけたら幸いです」と驚きとともに、期待と喜びを明かしている。

ドラマを手掛ける松本拓プロデューサーは「私がテレビ東京に入社して約15年がたちますが、この間、さまざまな陰惨な事件が日本で起こりました。そのような事件が起こると、その事象は伝えられても、結局犯人の本当の心の中は分からない。いつもどこかやるせない気持ちになります。そして、歴史はまた繰り返されていきます。原作を読ませていただいた時、この現代に対するメッセージ性を強く感じました。人の“獣性”というものはどこから生まれるのか。一体何が人を“獣”にするのか。とても難しいテーマではありますが、今、この時代に挑戦するべき題材なのではないかと思い、映像化の企画をいたしました」と企画意図を述べる。続けて、「抱えきれない悲しみと憎しみに対し、人はどうあるべきか。私自身もこのドラマを経て、一つの答えを見つけられればと思っています」とコメント。

併せて「昨今のテレビドラマでは、まず見られないストーリーと演出になると思いますが、最後まで見ていただけたら幸いです」と呼び掛けつつ、「『ミリオンジョー』『ただ離婚してないだけ』を経て、北山さんとは今作が3作品目。初めてお仕事をご一緒してから、約5年の月日がたち、役者として、また一味も二味も違った顔を見せていただけることを楽しみにしています」と期待に胸を膨らませている。

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