少量だから初めてでも失敗しにくい!「手づくり味噌」レッスン♪

おはようございます。ダイエット・野菜料理家やのくにこです。

毎年、この時期は1年分のお味噌を仕込みます。料理教室でも味噌づくり教室を開催して、それぞれが手前味噌をつくります。

手前味噌とは自分で自分をほめること。昔、味噌はそれぞれの家庭で作っていました。自分の作った味噌が一番おいしいと自慢しあったことから、手前味噌と言います。その通りに、自分で作ると美味しいのです。味噌汁の味がワンランクアップするくらい滋味深い味になります。

大きな樽で味噌を仕込むことはしません。ジッパー付き保存袋を使って少量を仕込むことができるので、失敗無く作れます。

味噌は大豆と麹と塩だけで作る発酵食品です。我が家は米麹を使いますが、麦麹や大豆麴などで作ると味わいも変わります。塩の量も様々で、北日本は多めで辛め、西日本は少な目で甘めと言われています。今回は我が家の分量でご紹介しますが、失敗しない味噌づくりなので、初心者の方には最適です。

今年はぜひ、味噌づくりに挑戦してみてくださいね。

初心者さんにおすすめ。「手づくり味噌」レシピ

材料・道具(作りやすい分量)

  • 乾燥大豆 300g
  • 米麹 300g
  • 塩 130g
  • ジップ付き保存袋(Mサイズ) 1枚
  • ポリ袋(厚めで丈夫なもの) 1枚
  • ジャムなどの空き瓶 1個

作り方

1) (前日の作業)乾燥大豆を水で洗い、鍋に入れる。大豆の4倍の深さの水を加え、15時間浸水させる。

2) 大豆を割ってみて、真ん中までしっかり水を吸っていたらOK。一旦、水をすべて捨てて、新しい水を大豆の4倍の量入れて強火で加熱する。

3) 灰汁(アク)が泡のように出てくるので、きれいに取りのぞく。

弱めの中火にして吹きこぼれないようにコトコトと3時間煮る。大豆がお湯から顔を出さないように、お湯が減ったら湯を足す。

4) 3時間たったら1粒取って指で潰してみて、つぶれるようだったら煮あがりの合図。まだ固い場合は、そのまま煮続けて30分に一度様子を見る。

5) 大豆がやわらかくなったら(700g程度の重さになる)、お湯を切って厚手の耐熱のポリ袋に入れ、袋の上からジャムの空き瓶などを使ってなめらかになるまで、熱いうちに潰す。

※ミンサー(ひき肉にする器械)などがある場合は、それを使うと早く潰れます

(左の空き瓶を持ってポリ袋の上から潰します。右がミンサーです)

6) 塩切り麹を作る。ボウルに麹と塩を入れて両手で拝むように擦り合わせ、塩と麹を1分程度擦り混ぜる。

7) 大豆を入れてしっかり混ぜ合わせ、味噌の中の空気を抜くためにに味噌玉を作る、玉になれば味噌の水分がちょうどよい証拠。

8) ジップ付き保存袋に味噌玉を1つずつ入れて押しつぶすようにして、空気を抜きながら詰めていく。しっかりと詰めたら空気をしっかり抜いて、あとは冷暗所で10カ月から1年発酵させる。

これで、1キロの味噌が出来上がる。

ポイント

  • 週に一度は味噌の様子を見て、発酵が進んでジップロックが膨らんでいたら、空気を抜いてくださいね
  • 空気が入るとカビが生える恐れがあるので、しっかり空気を抜きましょう
  • 発酵が進んで袋が破れることがあるので、もう1枚ポリ袋に入れておくと安心です
  • 20度前後が味噌にとって発酵が進む温度です。真夏の室内温度が30度以上に高温になる場合は、野菜室などに避難しておくと安心です
  • 大豆は11月頃に収穫が始まります。できるだけ、新しい大豆を使いましょう
  • 麹も生麹がお勧めです。麹屋さんで味噌用と言って買う又は産直などで賞味期限が短い生麹が売られているので、それを使うことをおすすめします

お味噌汁にして毎朝飲むと体調が整いますよ。そのほかにも味噌ドレッシングも美味しいです。作り方はこちらから↓

https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12839413556.html

この時期2月から4月くらいが家庭での味噌の仕込みが最適と言われています。今日からの三連休に、美味しい手前味噌を作ってみませんか。

来週は「時短でおでんの作り方」をご紹介します。3日かけて作ると美味しいと言われるおでんですが、1時間で完成する時短おでんの作り方をご紹介します。

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