レッズがインディアとの年俸調停を回避 2年880万ドルで契約合意

日本時間2月10日、レッズはジョナサン・インディアとの年俸調停を回避して2年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトでレッズを担当するマーク・シェルドン記者によると、2年間の総額は880万ドルで、年俸は今季が380万ドル、来季が500万ドル。また、来季は打席数やスタメン出場試合数に応じて最大205万ドルの出来高が設けられているという。なお、インディアがFAになるのは2026年シーズン終了後のため、今回の2年契約はFAの時期には影響を与えない。

インディアとの年俸調停を回避したことで、レッズは年俸調停権を持つすべての選手との契約更改を終えた。2021年にナ・リーグの新人王に選ばれたインディアは、メジャー3年目のシーズンを終え、今オフ初めて年俸調停権を取得。インディアが今季の年俸として400万ドルを希望していたのに対し、レッズが320万ドルを提示し、合意できないまま現在に至っていたが、最終的には2年880万ドルの契約を結ぶことで年俸調停を回避した。ちなみに、インディアの昨季の年俸は76万ドルだった。

メジャーデビューした2021年に150試合で打率.269、21本塁打、69打点、12盗塁、OPS.835の好成績を残したインディアだが、それ以降の2シーズンはデビューイヤーを上回る成績を残すことができておらず、昨季は119試合に出場して打率.244、17本塁打、61打点、14盗塁、OPS.745。左足の足底筋膜炎の影響で7月末から1ヶ月以上の戦線離脱を強いられた。しかし、若手が次々に台頭しているチームのなかで、リーダー的役割を担うようになっており、チームに不可欠な存在となりつつある。

過去3シーズンは正二塁手を務めてきたインディアだが、若手の台頭で内野が人員余剰気味になっている状況のなか、今季は違う役割を担う可能性が高い。正二塁手にはマット・マクレーンが起用される予定のため、インディアは二塁のほかに一塁、三塁、左翼、指名打者も兼任しながらレギュラークラスの出場機会を得ることになると予想されている。今オフはトレードの可能性も取り沙汰されたが、ニック・クロール編成本部長は「人員整理だけを目的にしたトレードはしない」と否定。若手の多いチームのリーダーとして、今季も活躍が期待される。

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