ドジャースのバッテリー組がキャンプイン 大谷翔平と山本由伸も

日本時間2月10日、ドジャースのバッテリー組(投手と捕手)がメジャー一番乗りでキャンプインした。ドジャース移籍1年目のシーズンを迎える大谷翔平は「新しいチームなので、まずは環境に慣れる、チームメイトに慣れることが最優先かなと思います」とコメント。移籍1年目という立場もあり、まずは新天地での人間関係の構築を最優先の目標として掲げた。一方、メジャー1年目のシーズンを迎える山本由伸はいきなりブルペン入り。2番手捕手のオースティン・バーンズを相手に20~25球を投げ込んだ。

MLB公式サイトでドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は、キャンプ初日の様子について「例年より50人ほど多い報道陣が、特に山本と大谷を集中して追いかけていた」とリポート。増えた報道陣の大半は日本メディアだと思われるが、大谷と山本の獲得に成功し、「今オフ最大の勝者」とも言われるドジャースへの高い注目度がうかがえる。

右ひじ手術からのリハビリを進める大谷は、3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦に指名打者として出場することについて「間に合うと思う」と自信を見せる。「強度は100%に近いので、今後はマシンや実際の投手の球を打つ段階に進んでいくかなと思います」と現状を説明し、投手としてのリハビリについては「初めてではないので。2019年と同じような感じでやっています。ある程度のプロセスは理解しているので、前回よりもスムーズにいくのではないかと思っています」と語った。

日本球界で圧倒的な数字を残してきた山本について、トリビオ記者は「新しい打者を学ばなければならないだけでなく、文化の違いにも適応しなければならない。山本はアメリカに長期滞在したことがなく、5人制のローテーションで投げた経験もない」と課題を指摘。「ただし、ドジャースは先発投手にできる限り休養を与える傾向があり、それは山本にとって助けとなるだろう」と付け加えた。オープン戦の出来次第では先発1番手ないし2番手として韓国での開幕シリーズ2試合で先発する可能性もあり、シーズン開幕早々に山本と大谷の競演を見られるかもしれない。

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