元教え子ラッシュフォードの奮起をスールシャールが期待 「常にトップでいることは難しいが、それには犠牲が必要」

ラッシュフォード(左)について語ったスールシャール氏[写真:Getty Images]

元マンチェスター・ユナイテッド指揮官のオーレ・グンナー・スールシャール氏がイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの改善に期待している。イギリス『メトロ』が伝えた。

公式戦30ゴールを決めた昨シーズンの好調ぶりが影を潜め、今シーズンはここまで5ゴールにとどまっているラッシュフォード。先月末のFAカップ4回戦ニューポート・カウンティ戦を欠場した後には、ナイトクラブで遊んだ翌日のトレーニングを欠席したことが原因と一部報道で伝えられていた。

これを受け、クラブは同月29日に声明を発表。「マーカスは自分の行動の責任を取った」「これは内部懲戒問題として処理されており、現在は終了している」とし、2月1日のプレミアリーグ第22節ウォルバーハンプトン戦では先発復帰を果たしている。

このウォルバーハンプトン戦で先制ゴールを決め、汚名返上の第一歩としたかつての教え子について、スールシャール氏がコメント。パフォーマンスについては、ラッシュフォードだけでなくチーム全体的に上がっていないと主張した。

「もちろん、私はマーカスを3年間指導していたし、彼のことはよく知っている。外出して彼のパフォーマンスについて議論するのは私の仕事ではないが、昨シーズンの彼はファンタスティックだったし、それはサッカーにおける一貫性の問題だ。マーカスや他の多くの選手は今シーズン、高みに達していない」

一方、ラッシュフォードが自らのポテンシャルを最大限発揮することにも期待。犠牲を払って安定したパフォーマンスを発揮できるよう努力して欲しいと投げかけた。

「彼は先週、目が覚めたと思うし、それが彼を奮い立たせることを期待している。彼の能力を最大限に引き出すのが監督の仕事なのか。それとも能力を最大限に引き出すのは自分自身で、どの選手にもその責任があるのか。私はその側面の方が強いと思う。彼は素晴らしいキャリアを送ってきたし、多少の浮き沈みもあった」

「今、我々は彼が安定してプレーすることを願っている。そうなればトッププレーヤーが見られることを私だけでなく誰しもが知っている。常にトップでいることは難しいが、それには犠牲が必要だ」

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