震災に負けぬタッグの音色 奥州でビッグブレスがジャズライブ

ジャズライブに向けて自主練習するビッグブレスのメンバー

 岩手県奥州市水沢のまちなか交流館で12日、一般バンド「ビッグブレス」がジャズライブを開く。同市を拠点とするブルーウィンズ(鈴木有希団長)と、宮城県のMシティー楽人(がくと)でつくるバンドで、東日本大震災を機に活動を共にするメンバーがステージに立つ。音楽を通じたまちの活性化を目指し、元気を届ける。

 同市水沢の真城地区センターにメンバーが集まり、自主練習に励む。トランペットやサックスなどを吹き、声をかけ合いながら本番に向けて音を確認した。

 ブルーウィンズは1996年に発足し、マーチングを中心に活動。高校生から60代の幅広い世代が参加する。Mシティー楽人は震災で練習場所の施設が被災。以降、ビッグブレスとして一緒に活動し、音楽をつくり上げている。

 午後2時開演。全席自由で入場無料。問い合わせはブルーウィンズ(m.bluewinds@gmail.com)へ。情報はインスタグラム、X(旧ツイッター)で発信している。

© 株式会社岩手日報社