京都競馬場で繰り広げられた大勝負が話題 想像の斜め上を行く「脳汁の出し方」に衝撃走る

京都競馬場で繰り広げられた自ら退路を断った「驚きの大勝負」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーのそううん(@soun142857)さん。

当ポストは2024年2月9日時点で約5万件のいいねを集めており、「すごい戦いだ」「小さな背水の陣」「チャレンジャーすぎる」といった具合に驚く人からのコメントが続出しております。

※投稿写真は【写真5枚】をご参照ください
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JRA「京都競馬場」で繰り広げられた絶対に負けられない戦い

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「京都競馬場にやってきました。なお手持ちの現金は210円、ICOCAは持ってきていません。これを380円にしないと帰れません」というコメントとともに投稿されたのは、手持ちの現金である210円でした。

この210円を380円にしないと帰れない…背水の陣と言える戦い。結果が気になってしまいますね。

競馬は100円から馬券を購入できるので、100円ずつ買うのであればチャンスは2回。200円で勝負をかけるのであれば1回です。購入した馬券はいったい…。

JRA「京都競馬場」で行われた5つのレースを購入

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1発目の大勝負は、2月4日京都7レース4歳以上1勝クラス(ダート1800m)。そううんさんが購入したのは、2番人気のナイトキャッスルの複勝100円でした。

ナイトキャッスルは3着となり、馬券は見事的中。所持金は210円から270円まで増えたので、目標達成まであと110円です。その後も2レース連続で的中を重ね、所持金は310円に…。あと、70円で電車に乗ることができます。

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勝負を決めにいった京都10レース、4歳以上オープンの令月ステークス(ダート1200m)では、1番人気のスマートフォルスの単勝と複勝100円ずつを購入。

しかし、レースでは思った伸びを見せられず6着となり、残りの所持金は100円となってしまいました。

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土俵際に追い込まれた京都11レース、G3・きさらぎ賞では、1番人気のビザンチンドリームと3番人気のジャスティンアースのワイドを購入。オッズは3.5~4.2倍なので、相手次第では、帰りの電車賃になりますが…。

JRA「京都競馬場」から2時間45分歩き続けた

ビザンチンドリームは見事1着となるも…ジャスティンアースは終始外を周ったのが響いたのか5着となり、徒歩での帰宅が決定してしまいました。

大熱戦を見守った人からは、「さすがに面白すぎる」「すごい戦いだ」など、称えるコメントが多く見られました。

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レース終了後、手持ちの10円を握りしめて約16km歩くことになった、そううんさん。京都競馬場から2時間45分歩き続け、目的地までたどり着いたそうです。

最後に、「競馬で一文無しになっても帰っては来れることを実証しましたが、日が暮れてしまうので帰りの交通費くらいは残しておくべきですね」というコメントを残しました。

JRA「京都競馬場」で大勝負を行った理由を聞いてみると

大きな話題を呼んだ、京都競馬場での大勝負。

投稿者のそううんさんに、今回のチャレンジについて話を聞いてみると、「春休み期間中の大学生である私には、お金の余裕がない代わりに時間と体力は潤沢にあります。お金の代わりに時間と体力を賭けることができれば、ギャンブルの楽しさをより味わうことができると考えたことが経緯となります」と説明してくれました。

そううんさんは、過去に京都から長崎まで歩いて帰省するなど、長距離を歩くことにはなれているので、16kmであれば簡単だと感じていたそう。

徒歩が決まった時の心境については、「『惜しかったけど駄目だったか』というもので、210円で5レース楽しめたのは上出来だなとも思いました。そもそも財布もICOCAも持たずに所持金210円で競馬場にいく時点で、歩いて帰宅することは大いにあり得ると思っていたので、ショックはそれほど大きいものではなかったです」とのこと。

京都競馬場にやってきました
なお手持ちの現金は210円、ICOCAは持ってきていません。
これを380円にしないと帰れません pic.twitter.com/oxNAYJJLoQ

— そううん (@soun142857) February 4, 2024

大金をかける以外の方法で競馬を楽しみたい

いかがでしょうか。今回は「京都競馬場」で繰り広げられた大勝負について紹介しました。

取材の最後、そううんさんに競馬に興味を持ったきっかけを聞いてみると、「競馬好きの祖父が毎週競馬をやっていて、私が小さいころからそれを見ていて面白そうだと思ったことで、ゴールドシップやオルフェーヴルが走っていた時代からテレビでレースを見ていた記憶があります」と話してくれました。

そううんさんは、大金をかける手段以外の方法で競馬を楽しむにはどうすればいいのか…を考え、時間と体力をかけることにしたそう。

とんでもない脳汁の出し方に驚いた人も多いのではないでしょうか。

参考資料

  • @soun142857

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