大物FAトップ6の移籍先予想 スネルはエンゼルスが最多得票に

今オフはFA市場の動きがスローペースとなり、ドジャースとパドレスのバッテリー組(投手と捕手)がキャンプインしたにもかかわらず、まだ多くの大物選手が市場に残っている。MLB公式サイトでは、43人のスタッフが参加してFA市場に残る6人の大物選手の移籍先予想を実施。対象となったのはコディ・ベリンジャー、マット・チャップマン、ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリー、J・D・マルティネス、ホルヘ・ソレアの6人である。

ベリンジャーは43人中39人がカブスとの再契約を予想。ヤンキースやブルージェイズなど、ベリンジャー獲得が噂されたチームはすでに外野手補強を終えており、ベリンジャーの穴を埋める補強を行っていないカブスとの再契約が最有力と目されるようになっている。カブス以外には、ブルージェイズ、ジャイアンツ、ツインズに票が入った。

チャップマンはアスレチックス時代の指揮官であるボブ・メルビンが新監督に就任したジャイアンツに移籍するとの予想が最も多かった。ジャイアンツは今オフもスター獲得に失敗しており、絶対王者のドジャースや昨季のリーグ王者・ダイヤモンドバックスに対抗するためにはさらなる戦力補強が必須という状況。ジャイアンツ以外には、ブルージェイズ(再契約)、カブス、マリナーズ、ヤンキース、マーリンズ、ホワイトソックスにも票が入った。

昨季2度目のサイ・ヤング賞を受賞したスネルはエンゼルスに移籍するとの予想が最も多かった。エンゼルスは大谷翔平に代わるエースが不在となっており、スネルを獲得できるだけの資金的余裕も残している。投手補強に消極的なアート・モレノ・オーナーがゴーサインを出せば、スネル獲得は実現するだろう。エンゼルス以外にも、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズ、ブルージェイズ、マリナーズ、メッツ、ブリュワーズ、オリオールズと多くのチームに票が入った。

モンゴメリーはレンジャーズとの再契約が最有力との予想に。マックス・シャーザー、ジェイコブ・デグロム、タイラー・マーリーはいずれもシーズン途中の戦列復帰が予定されており、現時点ではローテの最後の1枠が埋まっていない。モンゴメリー自身も再契約を望んでいるとみられており、再契約が実現する可能性は十分にある。レンジャーズ以外には、レッドソックス、ヤンキース、エンゼルス、カージナルス、パドレス、フィリーズ、レッズにも票が入った。

マルティネスは「適切な価格であれば」という条件付きではあるものの、メッツ移籍が最有力という結果に。メッツ以外には、大谷に代わる強打者を必要とするエンゼルスのほか、マーリンズ、レッドソックス、ツインズ、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、カブス、ナショナルズ、パドレス、タイガースと多くのチームに票が入った。

ソレアはジャイアンツに移籍するとの予想が最も多かった。ジャイアンツは2004年のバリー・ボンズを最後にシーズン30本塁打以上を記録した打者が現れておらず、2019年にロイヤルズで48本塁打、昨季マーリンズで36本塁打を放ったソレアはチームに必要な人材と言える。ジャイアンツ以外には、レッドソックス、メッツ、マーリンズ(再契約)、ブルージェイズ、タイガース、パドレス、エンゼルス、マリナーズ、ツインズ、パイレーツ、ガーディアンズと多くのチームに票が分散した。

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