「松本零士50周年プロジェクト」始動 AIで生成された松本零士さんと野沢雅子の特別映像も

「松本零士50周年プロジェクト」の始動にあわせて、特別映像が公開された。

2023年2月13日に亡くなった『銀河鉄道999』『キャプテン・ハーロック』などの作品で知られる漫画家・松本零士さん。松本さんの逝去はBBCなど海外メディアでも報道され、2023年6月3日、東京国際フォーラムホールB7で行われたお別れの会は、宇宙と地球がモチーフとなる“銀河葬”とし、ゆかりのある漫画家・声優・宇宙飛行士をはじめとした関係者や一般ファン約3,000名が集まり、その死を悼んだ。

「松本零士50周年プロジェクト」では、松本さんの代表作である『銀河鉄道999』『キャプテン・ハーロック』の漫画連載が開始された1977年から50年の節目にあたる今年2024年に、松本さんが遺した作品から様々な企画を展開する。

公開された映像は、その“スタート宣言”として、AI技術により生成された松本零さんのメッセージ動画。映像では、スタジオで『銀河鉄道999』のアフレコに臨んでいた星野鉄郎役の声優・野沢雅子が、突然モニター画面に現れた松本さんと会話を始め、松本さんが「50周年プロジェクト」の発進を宣言する。AI技術により生成された今回の動画は、生前メカニックに興味を抱き、「宇宙」へ大いに憧れていた松本さんも、きっと喜ぶに違いないと考えられ、約2カ月の期間をかけて制作された。本動画用アフレコ録音では、野沢が松本さんの思い出話をしながら進められた。

(文=リアルサウンド編集部)

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