徽州古建築を訪ねて シリーズ③「産業の興隆」 中国安徽省

徽州古建築を訪ねて シリーズ③「産業の興隆」 中国安徽省

古建築風建物の設計・施工などを手がける黄山徽匠園林古建で撮影した古建築風建物。(1月11日撮影、黄山=新華社記者/周牧)

 【新華社合肥2月13日】中国で伝統文化の重視と都市再開発、農村振興が加速する中、安徽省の徽州文化(徽州は省南部黄山市一帯の古称)を担う伝統建築様式「徽派建築」も新たな盛り上がりを見せ、黄山市の九大新興産業の一つとなっている。

徽州古建築を訪ねて シリーズ③「産業の興隆」 中国安徽省

古建築風建物の設計・施工などを手がける黄山徽匠園林古建で撮影した古建築風建物。(1月11日撮影、黄山=新華社記者/周牧)

 黄山市住建局のデータによると、市内には古建築風建物の施工、古建築の修繕・保護・活用、古建築部材、文化クリエーティブ装飾製品などを手がける企業が254社あり、徽派建築職人の数は1万4千人余りに上る。徽派建築は25の省(自治区・直轄市)に広がり、2023年の同市徽派建築産業の生産額は前年比56.5%増の28億2400万元(1元=約21円)となった。 

徽州古建築を訪ねて シリーズ③「産業の興隆」 中国安徽省

徽派古建築を手がける黄山公輸堂文化発展で、徽派古建築風建物の木材を加工する従業員。(1月11日撮影、黄山=新華社記者/周牧)

 黄山市は現在、徽派建築産業専門チームの設立、企業の他地域進出を支援するプラットフォームの構築、徽派古建築の標準体系の段階的整備、特別資金の拠出による古建築人材の育成などを通じ、古建築産業の基盤を固め、産業のさらなる展望を切り開いている。(記者/汪海月、劉美子)

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徽派古建築を手がける黄山公輸堂文化発展で、徽派古建築風建物の木材を加工する従業員。(1月11日撮影、黄山=新華社記者/周牧)

徽州古建築を訪ねて シリーズ③「産業の興隆」 中国安徽省

黄山市の建設会社、安徽大学士建設で、徽州石彫製品を加工する機械。(1月11日撮影、黄山=新華社記者/周牧)

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