ウガンダ最大の水力発電所、電力系統に接続 中国企業建設

ウガンダ最大の水力発電所、電力系統に接続 中国企業建設

6日、カルマ水力発電所の内部。(カンパラ=新華社配信/王剣)

 【新華社カンパラ2月13日】ウガンダ最大の水力発電所となるカルマ水力発電所で6日午前、最後の発電ユニットが電力系統に接続し、発電ユニット6基全ての系統連系が完了した。中国輸出入銀行が銀行融資に参加し、中国インフラ建設大手の中国水利水電建設集団が建設を請け負った。

ウガンダ最大の水力発電所、電力系統に接続 中国企業建設

カルマ水力発電所。(2023年12月14日、小型無人機から、カンパラ=新華社配信/王剣)

 プロジェクトを統括するウガンダ電力発電公社(UEGCL)のポール・タムワイン氏は現場に立ち会い、全ユニットの系統連系は重要な節目であり、ウガンダの工業にとって新たな発展チャンスになると述べた。中国側でプロジェクトを統括する丁図強(てい・ときょう)氏は、系統連系により利益の創出と増収が可能となり、プロジェクトの移管プロセスは前進し、中国企業によるEPC(設計・調達・建設)モデルプロジェクトの基盤を固めたとした。

ウガンダ最大の水力発電所、電力系統に接続 中国企業建設

6日、カルマ水力発電所で横断幕を掲げ記念撮影する中国とウガンダのプロジェクトマネージャーやスタッフ。(カンパラ=新華社配信/王剣)

 系統連系の完了により、ウガンダの発電設備容量は1278メガワットから50%近く増の1878メガワットとなり、年間に131万トンの原炭消費を節約でき、二酸化炭素(CO2)排出量を348万トン削減し、ウガンダに「グリーンエネルギー」を供給する。

 カルマ水力発電所はウガンダ北部の白ナイル川に位置し、首都カンパラから約270キロの距離にある。プロジェクトは主に、ダム、水路システム、地下施設、付帯する電力出力施設が含まれる。設計総設備容量は600メガワットである。

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