「核のごみ」最終処分場選定 文献調査報告書原案を公表

原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定に向けて行われていた文献調査の報告書原案がきょう公表されました。きょうは、午後4時から経済産業省による作業部会が行われています。NUMO=原子力発電環境整備機構による報告書案はその中で示され、文献調査が行われた後志の寿都町と神恵内村のそれぞれのものが作成されています。概要調査の候補地として寿都町は地区全域、神恵内村は積丹岳から15キロメートルの範囲を除いた村南端の一部が該当するとされています。両町村とも沖合15キロまでの海底下も含まれます。また、文献調査では安全性が十分評価できなかった場所として、寿都町の南側の活断層などが挙げられていて、概要調査以降で確認する方針が示されています。現在行われている作業部会では、専門家らが報告書案が国の評価基準に沿った内容だったかなどの確認を行います。

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