医療機関で結核の集団発生 入院患者15人が感染/千葉県

医療機関で結核の集団発生 入院患者15人が感染/千葉県

 千葉県は2月13日、県内の医療機関で結核の集団発生が確認されたと発表しました。

 結核の集団発生が確認されたのは印旛保健所管内の精神科のある医療機関で、これまでに入院患者15人が感染しこのうち7人が発病しました。

 2023年11月、入院していた40代の男性が肺結核と診断され、ほかの入院患者や職員合わせて64人に健康診断を実施したところ、集団発生が確認されました。重症者はいないということです。

 県によりますと、県内の結核患者の数はここ数年400人台から600人台で推移し、2023年は461人確認されました。

 県の担当者は、結核の初期症状は風邪の症状とよく似ているとして、2週間以上咳が続くようであれば必ず医療機関を受診するよう呼びかけています。

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