劇場アニメ「BLUE GIANT」実演奏担当でも話題のジャズドラマー・石若駿が仲間とセッション&解説トーク!

BSフジでは、2月24日に「Music Proof~石若駿~」(深夜1:00)を放送。今最も注目を浴びるジャズドラマー・石若駿が仲間を集めてセッションするとともに、そのセッションを振り返って解説&トークを繰り広げる。国内外でかつてないジャズの盛り上がりを感じつつも、難しいと敬遠している人たちも、見たらジャズが楽しくなるプログラムだ。

石若は、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校の打楽器専攻を経て、同大学を卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞した。リーダープロジェクトとして、Answer to Remember、CLNUP4、SMTK、Songbook Trioを率いる傍ら、くるり、CRCK/LCKS、Kid Fresino、君島大空、Millennium Parade、椎名林檎など、数多くのライブや作品に参加しているジャズドラマーだ。

近年の活動として「山口情報芸術センター」、通称・YCAM(ワイカム)で、音と響きによって記憶を喚起させることをテーマに、細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。自身のソロパフォーマンスが、山本製作所100周年記念モデル「OU-オウ」のプロモーションビデオや、フィガロジャポン新連載・山田智和監督「虹の刻 第15章」のオンラインスペシャルムービー、そして、石川県・金沢21世紀美術館を設計した世界的建築家である妹島和世氏の設計による大阪芸術大学アートサイエンス科新校舎のドキュメンタリー映画「建築と時間と妹島和世(監督・撮影:ホンマタカシ)」の音楽に抜てきされた。

また、自作の協奏組曲「playgroundz(for percussion)」を2023年HTBジルベスターコンサートで札幌交響楽団と共に初演するなど、活動は多岐にわたっている石若。劇場アニメ「BLUE GIANT」(23年)では、登場人物・玉田俊二が作中で担当するドラムパートの実演奏を手掛けたことでも注目を浴びた。

そして、ジャム・セッションと解説トークの2部構成で届ける「Music Proof~石若駿~」。石若と一緒にジャム・セッションをするのは、石若が率いるAnswer to Rememberでも活躍するメンバーだ。数々の楽器を演奏するマルチ・インストゥルメンタリストのMELRAW、日本で活躍するオーストラリア出身のベーシスト・Marty Holoubek。さらに、石若とは10代の頃からの付き合いであるジャズピアニスト・海堀弘太ら、ジャズに精通したメンバーばかり。石若を中心に筋書きのない音楽会が開催される。

解説トークでは、フジテレビ・宮司愛海アナウンサーの進行の下、セッションのVTRを見ながら演奏を振り返り、参加メンバーが語り合う。メンバーの手元にはストップボタンがあり、気になるシーンや止めたい部分があったら使用。「これは一体何をやっていたのか?」「ここで目を合わせた理由は?」など、素朴な疑問から演奏の背景が分かるような裏話まで、あますことなく語られる。

石若は「僕らで演奏した映像を見ながら話すというのは初めてだったので、みんなのジャズに対する好きな部分やこだわっているポイントを、客観的に見ることができて面白かったです。そうやってみんなでワイワイしゃべりながらジャズを楽しむのもよくて、今日はいい1日になりました。僕にとってジャズは帰る場所・バックグラウンドだなとあらためて思いました」と、充実した番組収録を振り返っている。

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